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機械学習の研究開発が捗る個人的BGM10選

どうも、緒方(@conta_)です。 機械学習プロジェクト捗っていますか?

多くの人がPoCで疲弊しているという噂をよく耳にします。

機械学習の研究開発プロジェクトのうち10%がアルゴリズム検討、40%はデータ整形と探索、25%が実験で25%はレポーティングだと言われています(個人の感想です)

機械学習のプロジェクトは、きらびやかなイメージとは裏腹にすごく泥臭い作業満載のお仕事なのです!

そんな泥臭さを払拭してくれるのが、そう BGM(BackGround Music) !

機械学習プロジェクトにおいてBGMは切っても切り離せない関係なのです!

BGMが必要すぎて、執筆者が会社にギターとドラムを設置してしまうほどです

f:id:contaconta:20190829140335j:plain いつでも弾ける

f:id:contaconta:20190829140442j:plain いつでも叩ける(うるさいので普段は物置化しています)

そこで長年培った機械学習プロジェクトの経験を生かして、個人的に機械学習の研究開発が捗る個人的BGM10選を紹介したいと思います。 皆さんの研究や開発のお力になれば幸いです。

*執筆者がものすごくギター好きのため、レコメンドに非常に偏りがあります

論文を読むシーン

スタバでドヤリングしてる方も少なくないと思います。 そんなあなたに、いつでもどこでもおしゃれなカフェでドヤリングしているような気持ちになれるBGMを紹介します。

It Runs Through Me / Tom Mitch

一曲目は若手注目ギタリストである、Tom Misch。若干24歳にして才能あふれるプレーがギタリストからの人気を集めています。 彼の曲はかなりおしゃれなので、洒落カフェに行ったときなんかに流れてそうです。 現代的な曲調とゆるふわハイセンスなギターの感じが個人的にはお気に入りです。

データ収集・前処理大戦

機械学習プロジェクトの鬼門ですね。 データ収集と前処理は、ソフトウェア開発における上流工程。ここで失敗すれば後々苦しむのは未来のあなた! 様々なプロジェクトで、後々データをキレイにしたりアルゴリズム頑張る時間をデータ収集時間に当てるだけで精度が向上してしまって、「おれの苦労はなんやったんや。。。」なんて経験がある方も多いでしょう。

*データの重要性に対してはこんなブログ書いてます tech-blog.abeja.asia

そんなあなたに、やってられない気持ちを吹き飛ばすバックナンバーを紹介します。

Acid Rain / Liquid Tension Experiments

ちょっと古いのですが、長年聞いている変拍子プログレメタルです。 Dream Theaterのメンバーを中心に構成されたバンドなので、Jordan Rudessが好きであればハマるでしょう。 ベースのTony Levinはチャップマン・スティック というメーカーの12弦ベースを愛用しており、すごすぎて全く参考にならないのでぜひYoutubeでプレイスタイルを見ていただけると一層新規性が深まるでしょう。

Tony Levin from Wikipedia

Tony Levin from Wikipedia

モデル開発を始める

アルゴリズムも大体イメージできて、「コード書いちゃうぞー!」という爽快感が欲しくなるポイントですね。新しいフレームワークやアルゴリズムを試してみたり、並列化による高速化に力を入れてみたり機械学習プロジェクトの醍醐味の1つですね。プログレロックのスピード感がぴったりなのでは?と思うのでこの曲をおすすめします。

Fable / Intervals

ギタリストのAaron Marshallがまぁーうまい! ソロは意外とメロディックでメタルっぽいやつはちょっと、、、っていう方にもおすすめです。タッピングはハーモナイズがぐっとくる一曲。 ぜひギター好きの方はYoutubeで検索して彼のプレーを一度見ていただきたいですね! (これが好きならきっと plini (若手注目ギタリスト)も好きなはず)

プログレスバーを眺める

眺めるだけの簡単なお仕事、ついつい見ちゃいますよね。

プログレスバーを眺めるな、という意味を込めた 機械が学習している時間は己の学習機会 、なんてことわざもそのうち出てくるかもしれませんね。

連休前に学習ジョブを流し、学習は終わったけどモデル保存のコードがバグっていて数日の実験を無に返した、というホラー話もあります(実話)

学習よ、うまくいけ!という込めて(半分タイトルで選んでますけど)

Can’t Stop / RHCP

Come and tell me when it’s time to

ジョン・フルシアンテ最高! キレッキレの闇を抱えたギターサウンドが最高ですね! Fleaのベースのバキバキ感も聞いているだけで実験がうまく行きそうな気がします。 (僕はジョン・フルシアンテの影響でメイプル指板よりローズ指板の音が比較的好きになってしまい以後ローズ指板のギターばっかり購入してしまう傾向にあります)

NaN続きのときにストレスを発散したい

機械学習プロジェクトで悩みの種の一つ、「NaNだってー!」問題ですね。

論文のデータを使って同じパラメーターで実装してみるとそうでもないのですが、いざ自分の問題に対して自分のデータでやってみると意外とうまく行かなかったり、、、

ハイパラ職人の登場ですね。

これも半分タイトルで選びましたが、曲自体もテクニカルで緊張感と爽快感があるのでNaNをぶっ飛ばしたいときにおすすめです。(またまたプログレになってしまいますが)

Technical Difficulty / Racer X

ギタリストのPaul Gilbertは速弾きマンで有名ですが、ギターソロのメロディックな感じが僕は好きです。 社内の人が飲み会の席で、「昔大分のショッピングモールでPaul Gilbertがソロギターライブをやっていた。Paul Gilbert大分来るんかー、呼んだやつもすごいし、来るPaulもすごいわー」的なことを言っていたことが印象に残っています。

天気が悪くてテンションが上がらないときに流す

雨の日は正直外に出たくないですよね。

家からVPNをつないでプログレスバーを眺めるだけのお仕事をしたくなります

そんなあなたにおすすめなのが、Petrolzの雨。

雨 / Petrolz

切なさとグルーブ感が半端ないです。

*動画は弾き語りですが、元のバンド音源もあるのですが、ライブでCD購入しないと聞けないかも。。。 Youtubeで検索してみてください

ギタリストの長岡さんは、東京事変で「浮雲」という名前で参加していたので知っている方も多いかもしれません。 Petrolzは独特の雰囲気感と、ギター・ベース・ドラムのグルーブ感が半端ないです! またライブのトークの緩さが独特な雰囲気がありぜひ気に入ったら足を運んでみるといいかも?!?!(僕がライブを見に行ったときはアンコールが30分以上ありました笑)

締め切りが近いときに流す

Deadlineまであと少し、こいつは結果を出さないとヤバイけど物理的に実験回数が限られる。

そんな適度な緊張感、だけど落ち着きもほしい。

そんなときはソロ・ギターで癒やされましょう。

Tension / 押尾コータロー

(動画はSungha Jungという韓国出身のソロギタリストのカバーです)

押尾コータローのギターはメロディアス&パーカッシブですごく馴染みやすい音楽だと思います。(高校の頃よくコピーしてました) Youtubeでプレイ動画をみるとこれまた参考になるようでならないのでおすすめです! 一方で変則チューニング大好きマンで、曲ごとにチューニング変わる事が多いのでめちゃめちゃコピーするのが大変です、、、

実験が夜遅く続きそうなときに流す

深夜のテンションってなぜか上がりますよね。 25-27時ぐらいがゴールデンタイムというのでしょうか。 そんなときEDMでバク上げしてもいいのですが、大人な雰囲気なメロディーを聞いて夜のテンションをより高めていきましょう。

NEON / John Mayer

現代の三大ギタリストと言われている一人、John Mayerですね。 イケメンでギターも歌も上手い、最強です。 この曲は、ダーク感や落ち着きもありつつ、音のキレや上がり感もあるので真夜中のお仕事にぴったりだと思います。

僕はトモ藤田先生というバークレー音楽大学の先生が好きで、高校生の頃から教則DVDでお世話になっているのですが、John Mayerはトモ藤田先生の教え子だそうです。 トモ藤田先生のギタースラップ奏法をJohnが真似しようとしたんだけど、うまく出来なくて我流でプレイした結果このNEONという曲が生まれた、という話をお会いしたときに本人から伺って、偶然からこんな素晴らしい曲が生まれるのかーと感動しました。なんでも自分なりにトライして見るものですね。

*ちなみにNEONのギターチューニングはDrop Dなのでコピーするときにチューニング変えないといけなくて面倒なのと、意外と難しいです

実験レポートやプレゼン資料を作るときに流す

レポートやプレゼン資料作成、モチベーションにかなり波が出ますよね。 そんなときは激しすぎず、眠くならない程度のバランスなインストが欲しくなります。 そこで紹介したいのがELEPHANT GYMです。

Finger / ELEPHANT GYM

ELEPHANT GYMは台湾発のマスロックバンドで、変調子やタッピングを取り入れた比較的ナウいサウンドが特徴的。 3ピースなのにすごい表現力です。 今度会社の人と 台湾にライブ見に行く計画 を検討しています。

無事に仕事を終えて打ち上げに行く前に流す曲

プロジェクトの終わりには打ち上げがつきものですね! 17時ぐらいからこの曲を流してテンション上げていきましょう!

VULFPECK / Animal Spirits

VULFPECKはファンク?ポップ?なバンド?です。 プレイもさることながら、Music Videoのセンスが際立っています。 (なぜこのMVが日本語字幕なのかはわからないw)

ギターとキーボードが交代したり、キーボードとドラムが交代したり、サックス吹き出したり、1つのドラムを2人で叩き出したりと、バンドメンバー全員の個が際立っておりマルチかつ多才さを感じ取れます。 Youtubeを見ていただくとわかるのですが、映像の編集方法、ベースのキレキレ感や首の動きから、ボーカルのハイトーンボイス、ドローンの登場など見どころ満載すぎて情報量多です。 ライブやYoutubeのChannelではゲストを招いて演奏したり、Spotifyに「無音アルバム」を登録してツアー資金捻出を企てる といった活動も行っており幅広く活動しています。 全員のセンスが良すぎて、ぼくの理想形のバンドです。

*(補欠枠)二次会

カラオケに行っちゃいそうなあなたはぜひこの一曲を覚えていきましょう、盛り上がること間違いなし?!?!

中毒性のあるフレーズで、ついつい聞いてしまうと頭から離れないですね!

レキシ / きらきら武士

*会社の人がレキシ好きなので、布教活動のためにねじ込みました

いかがでしたでしょうか?

ABEJAでは一緒に機械学習のプロダクト(ABEJA Platform)を創ったり使ったりするResearcher / ML Engineer / Data Scientist / MLOps Engineer / Front Engineer / Infra Engineer / Application Engineerなどを募集しています!(欲張り!)

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が、それはおいておいてバンドメンバーも募集しています。 当方ドラム、ギター、社内にはギター、ドラム、トロンボーン、サックスなどいます(インターン生はベースができ、パートタイムでお手伝いいただいているデザイナーさんは元プロギタリスト)。 なかなか音楽の方向性や仕事の忙しさでバンドを結成できていないのが現状ですが、いつか、いつかやりたい! (会社の忘年会で一度デュオをやった程度) 特にベースが不足しているので、ベーシスト歓迎です!